北海道の真壁造から学んだこと(再認識)

     

【高気密】は木材を使うなら家の寿命を短くします。
「木」は吸放出活動をします。
その「木」を壁の中に閉じ込めることは壁の中に結露を起こします。
もちろん【高気密】は「健康にも」あまりいいモノではありません。
昔から「一時間に一度は空気の入れ替えをしましょう」教えられました。

【高気密】は「省エネ視点一点のみ」ならいいのですが、
「省エネが地球温暖化の防止」ならば
「家の長寿命化の視点」も必要に思います。
反面快適な住宅には「より効率的な断熱は必要」に思います。

【真壁構造で高断熱ができればいい】と思います。
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北海道で「真壁構造の新築」を見せて頂きました。

【真壁構造】は構造材が見えるのでメンテナンスも可能ですし
(大壁構造は住宅の長寿命化で一番大切な構造材のメンテナンスが出来ません)
木の吸放出性能も活かせるので住むことには快適な空間になります。

 

「古民家は真壁造りだから長持ちしている」
このことを多くの「古民家鑑定士」が知り
「古民家を活かし残す」コトと共に
新しい住宅を「古民家にする」(長寿命化)に取り組んで頂きたいと思います。

それこそが「省エネ」=「地球温暖化の防止」に繋がると思います

北海道で学ばせて頂きました

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