定期的な【メンテナンス】

     

一般社団法人伝統建築防腐防虫対策協会 Blog より

冬になると生き物の活動は極端に鈍くなります。
また寒くなればシロアリも菌も居なくなると思われがちです。

気温が低いと確かに活動が鈍くなりますが、居なくなる事はありません。
特に木は温度を保つ性質を持っていますので、
シロアリは木の中でお互い固まりながら越冬を試みます。

菌はそんな事はありません。冬でも活動出来ます。
菌ほど強い生き物はいません。
また以前にも書かさせて頂きましたが、菌ほど駆除は難しいと言えます。。

風呂場に付くピンクの菌が除去できると最近CMで流れていますが、
菌を完全除去する事は人にも猛毒でなければ、除去はできません。

さらに言えばチェルノブイリ原発では、
放射線を光合成として取り込んで成長する菌が見つかっています。
その菌のすべてにメラニン色素を多く含んでおり、放射線から皮膜していたと言います。

菌は見た目の悪さから簡単に除去する製品が多く販売されていますが、
なるべくタワシでこすって落とすという
物理的対策や良く乾燥させるなどの環境的対策も菌の繁殖を軽減出来ます。

何もなかった時代の先人に学ぶとこの方法が一番良いのだと分かります。
今一度、学びにもどらなければならないような気がします。

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「床下」で危ないのは「シロアリ」だけでは有りません。
「腐朽菌の繁殖」が一番危険です。
「シロアリの防除」の保証で家が安心は有り得ません。

家の長寿命化には
「伝統防除技士」による「床下インスペクション」での
定期的な【メンテナンス】が必要だと思います。