「今の大工さん」事情

     

佐賀例会にお伺いさせて頂きました。
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福岡から山口和大さん、山口昇さん奥様)が参加
きっと井上静夫さんから「佐賀大変だから行って」と相談あったんだと思います。
隣県での連携姿勢に感動です。
小生支部長は「この心意気」に
「ハウスメーカーの仕事から今の仕事に切り替えたこと」に誇りを持っています。

小生さんは以前ハウスメーカーの大工仕事をしていて
今よりかなり・・・・儲かったそうです。
その頃は「1日あっという間」に終わったそうですが
今は「1日がゆっくり流れる」んだそうです。

住宅大手は大工さん育成方法を見直しています。

積水ハウスは滋賀県栗東市内に「教育訓練センター」を新設して
訓練校を全国3カ所体制にしました。
施工子会社と提携工務店に就職したての若手を中心に全寮制で半年間、
基礎の施工や構造材の組み立て、内外装などを学ばせています。
2015年度に育成する若手の職人は計100人程度です。

旭化成ホームズは
インターネットを利用した遠隔教育を導入して知識の習得に力を入れています。
パソコンやタブレット(多機能携帯端末)などで受けられるインターネット講座を開講
住宅部材の種類や設置方法などについて画像を多用しクイズ形式で教えています。
画面内で部材の画像を正しい位置に移動させるなど楽しみながら理解を深めます。

住友林業は施工子会社の新入社員向けの通年講座開講。
千葉県内に建築技術専門校をつくっています。

大工就業者数は2010年時点で約40万2千人。
10年前より38%減っていて
2020年には約21万人まで減ると予測されています。

私たちは

大工さんを育てなくては「日本の住文化は崩壊」します。

大和ハウス工業は高い技能を持つ職人を対象に日当を3千円割り増す制度を導入しました。
積水ハウスは相談できる同期がいると定着率が高まるとして
提携先工務店が複数人を採用しやすいよう助成金で後押ししています。

私たちは今、何をすべきか?
平成の大工棟梁育成施策検討会議」(次回11月20日開催)で

・大工棟梁のハンドプレカット工場等での育成制度

・大工棟梁の日当評価検定実施、育成学校等の開講で夢ある仕組化

を創り上げていきたいと思います。
これは「私たちしかできない、今すべきこと」だと確信しています。

今日は大分支部・中川未来支部長の元へ・・・・・元気頂きに参ります。