先人の知恵

     

日本には先人たちの知恵がたくさんあります。

例えば
風邪をひいたときに思い出すのが、

「首にネギをまいて寝るとよくなる」

ネギを首に巻くということから、
喉に直接何らかの物質が入り込んで効果を発揮すると思いがちですが、
実際には喉に巻き付けたネギから
匂い成分が効率的に吸引できる場所というわけです。
ネギの匂い成分には、消炎や殺菌効果と、
神経を落ち着かせて睡眠へ誘導するする働きがあります。

使い方は様々だと思いますが、
一般的に加熱したネギをガーゼに巻いて使用する場合が多い様です。

この場合、温かいうちに首に巻くことによって、
首に流れている太い血管が温められ、全身を温める効果も発揮してくれます。

また、
梅干しの歴史はとても古く、食用よりむしろ薬として用いられていたようです。
主に解毒や虫下し、消毒などの用途で使われることが多かったようです。

「喉の痛みには焼き梅干」

のどが痛く、寒気がする時などは梅干しを2〜3個、
弱火で焦げないようによく焼いて、熱いお茶を注いで飲むと、
汗が出て熱を下げ、早く治ります。

歯痛には焼いた梅干しを患部にすりつけると、一時的に痛みを柔らげます。
頭痛にも梅干をほぐして絆創膏かガーゼに塗ってこめかみに貼ります。

梅干に含まれるクエン酸の血流改善効果
で頭痛がほぐれると言われています。

風邪の予防に梅酢を水で薄めてうがいをすると
風邪の予防にもよいと伝えられています。

「夏風邪に梅醤番茶」

夏風邪には番茶の中に種を除いた梅干しを入れて、お箸でつぶして飲みましょう。
この梅干し茶にしょうゆとショウガのおろし汁を加えると、
さらにパワーがアップした「梅醤番茶」が出来上がります。
食前か空腹時に飲むとよいとされています。

下痢や夏バテにも効きますよ。風邪は薬ばかりではなく、
こうした食品を使っても治せるのです。

なんか「治りそう」な気がします(笑)

医学的・科学的根拠は無いものの、先人の知恵は学ぶべきではないでしょうか?
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それは、「住まい」にも言えることだと思います。