伸びている事業は改善を。落ち込み気配の事業は改革を

     

改善と改革の違いってなんでしょう?

特に改革の【革】です。
革命とか使いますが、革だけ見ると意味が連想できません。
カバンのイメージです

辞書で調べてみました。
『たるんでだめになったものを建て直す。あらためる。』
という意味なのだそうです。
つまり
・改善は、今のものを良くする。
・改革は、ダメなものを良くする。
改革のほうが大掛かりな感じがします。

ただし、実際の仕事の感覚でいくと
・改善は受け入れられやすい
・改革は敵が出やすい
というように捉えています。

改革なんてしないで改善だけやればいいんじゃないの?

しかしながら、まさに辞書の意味の通りでダメなものは改善では改善しきれないというところにあると思います。
そう考えると、改善はヌルいということになります。

マキャベリの君主論では、改革を成功させるには
「従わないものを服従させるだけの力が必要である」「自分の力だけでもやり遂げられることが条件である」とあります。

力とは強制力です。
強制的にでも執行し、たとえ賛同者がいなくても、とりあえず目標としたことまではひとりでもやり遂げる。

そうしないとダメなものは直らない。
改革がちょっとでも成功すれば、賛同者は後から出てくるものだそうです。
改革するときは細かいことに一喜一憂してはいけないということですね。

伸びている事業は改善を。落ち込み気配の事業は改革を。