新春あけましておめでとうございます

     

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今年を予測してみたいと思います。

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国際的には
昨年に引き続き シリアを中心とした混乱が世界の不安定要因です。
シリアをまともな国にするには「30年は必要」と言われています。
中東の過激派組織「イスラム国」(IS)の壊滅を目指し、
米国やロシア、フランスなどが空爆をしていますが ISのほか、
国際テロ組織アルカイダやアフガニスタンの反政府武装勢力タリバン、
ナイジェリア北東部を拠点とするイスラム過激派ボコ・ハラムなど過激派も続々と誕生しています。
シリアの難民受け入れ問題も今年大きな問題になりそうです。

日本周辺に目を転じると、昨年末歴史的と言われる「日韓合意」がありました。
「従軍慰安婦問題」は両国のプライドの問題があり油断は許されませんが
日本との関係が冷え切っていた中国との首脳会談が開かれ
賛否両論渦巻くなか成立した安全保障関連法の力もあり、
日韓同盟の強化から 中国の尖閣諸島、南沙諸島問題も沈静化してくるかもしれません。

世界経済では中国が世界経済の主役に躍り出ている現実があります。
中国の経済停滞は世界恐慌の引き金になるような状況まで力をつけています。
先進国は日本を含むすべての国が金融緩和を徹頭徹尾進めてきました。
米国の利上げにより状況が変わるか?といえばそうでもないように思います。
今年になって「住宅ローンの最低金利」更新するようですし
米国も大統領選挙がありますから先は読めないと思います。
問題はどの国も本格的な成長戦略を打ち出せないということです。

日本は名目国内総生産(GDP)600兆円、出生率1.8、介護離職ゼロの実現を目指す
「新3本の矢」を掲げています。
GDPを600兆円にするなど本当にできるのでしょうか。
経済を何とかインフレ基調にする以外に手はないように思います。
出生率1.8の目標実現もとても難しい。
たとえ1.8になったとしても全体の人口が増えるわけではなく、
減少に歯止めがかかるわけでもありません。
そもそも人口が減っていくのに、GDPを増やすということが難しいことなのです。
介護離職ゼロの達成はできると思います。これは「政策」で可能です。

大手企業を中心に業績は上向いています。
株価も年明けの商いで日経平均2万円を超えるかもしれません。
不動産の取引が活性化していて金融緩和がプラス面に働いています。
少々バブル気味だと感じますが、そうしなければこれから先の成長が見えないのだと思います。

世界も日本も混沌としています。

私たちが「未来の子ども達の為にできること」
・持続可能な循環型建築社会をつくること
・日本の住文化を活かし残すこと
・日本の山を元気にすること

この3つだと私は思っています。