未来の子ども達の為に

     
6月9日に閣議決定された
「未来投資戦略 2017」を読み解くと78ページに
「古民家の商業的利用や、空き家等のグループホーム・保育所としての
 活用といった新たなニーズに対応するべく、既存建築物を他用途に
 円滑に転用等するための建築規制の合理化を行う」
と書かれています。
「古民家」は今まで『既存不適格住宅』(建築基準法制定以前の建物)
としてその「施工基準」は「現行法の在来工法に改修する」
くらいしかない現実がありました。
(限界耐力計算など特殊な方法はありましたがそれも基準なく複雑)
私たち「全国古民家再生協会」に於いてより規制の合理化に甘えることなく
多くの人が広く取り組むことができる
「古民家のインスペクション=古民家鑑定」を推進し
古民家空き家対策の問題可決に寄与します。
また47都道府県で「伝統再築士=再築基準」を元に
「日本伝統再築士会 支部」を設置し
伝統工法の耐震をはじめとする「維持保全管理基準」等を明確に示し
「全ての古民家改修の瑕疵保険の加入」で「古民家の安全と安心」
の確保に積極的に取り組まなくてはならないと思います。
古民家を残す=日本の住文化を残す
【未来の子ども達の為】にまだやらなきゃいけないこと多いです。