文化財から見えるコト

     

文化財の古民家修復です。

木と金物の相性は良くない・・・
わかっていますが
補強の為に「金物を使用」していることがわかります。

この修復は正しいのか?疑問です。
後世に残し引き継ぐことが目的のはずです。
大事なのは「形を残すこと」か「文化を残すコト」なのか

「文化」なら
『日本の伝統建築は金物を使わない」となります。

この建物は「文化庁」の予算で修復しています。
「後世に何を残そうとしているのか?」
文化庁は「迷走しているコト」がわかります。
多額の税金を投入して
「木の木目」までこだわって修復しているのに
ここにはこだわらないのか?
少しもったいない気がしました。

今、新しく建てる住宅もひとつの歴史です。
金物を使う歴史はこの50年程の歴史です。
それは「耐震」からではなく「簡素化」からです。
建築の偉い先生の視点と違う視点で
私は
「持続可能な循環型建築社会の市場創造」
をしていきたいと思います。

これは「未来の子ども達の為」に必要な視点だと思います。