古民家CCRCの必要性

     

古民家CCRC構想を推進しています。
そもそもCCRCとは
仕事をリタイアした人が元気なうちに地方に移住して活動的に暮らし
介護や医療が必要になっても同所で継続的にケアを受けられる拠点施設のことです。
発祥の米国では現在約2千カ所の施設に計75万人余が暮らすとされ

日本では2015年6月に政府が
「生涯活躍のまち」を目指す「日本版CCRC構想」を掲げて以降
各地で拠点作りが始まっています。
「サービス付き高齢者向け住宅」に分類され
「健康なうちから移り住む」ことを基本とする点が従来の高齢者施設とは異なります。
私は「日本人には向かない」と思います。
なぜならアメリカのような「職を転々とする風土」は日本には馴染まず
一生同じところで働くことが多い日本では「若いうちから移り住む」のは難しく
住み替えの定着していない日本ではそれは逆に「空き家を増やす事」のなります。
【古民家CCRC】とは新しい施設を建築する事なく
それぞれの地域の高齢者が地域で職を持ち
活き活きと活躍するコミュニティーをつくることです。
私たちはそのスタートとして「各地の空き家問題」に対して
建築士が「空き家の鑑定」をするのではなく
地域の「高齢者が専門知識を学び空き家を鑑定」し
空き家問題を地域の人で解決していくことを推進しています。
それが「シルバー人材センターでの空き家簡易鑑定士」です。