見えてくること

     

2年ぶりに霞ヶ関・永田町と周ることを始めました。
地方の課題・業界の課題を伝え、その課題解決を協議します。

データーから見えてくることがあります。

インフレ率の世代差が広がっています。
年金と貯蓄で生活する高齢世代にインフレは直撃しています。
携帯電話料金の引き下げも、携帯を頻繁に使う若年層の恩恵が大きいですし、
食品や電気代などの負担増は、70歳以上の食料のウエートは全体に比べ9.8%高く、
光熱・水道も15.4%高いので、食料の高騰や電気代・ガス代の値上げが
現役世代より重くのしかかります。

日本の家計は2000兆円近い金融資産を抱えていますが
うち現金・預金の比率は54.3%。低金利のまま物価上昇が進めば資産が実質的に目減りします
。日本の社会保障は医療や年金、介護など高齢者向けが手厚く
若年層に負担が偏る問題があったのですが
携帯電話・学費の無償化など、今は若者向けの施策ばかりです。

インフレは日本だけでなく、世界中のインフレで
木材・住設機器・そして車・家電なども品不足で高騰しています
これから益々物価は上がりますが、所得はそうは上がらないと思います。
特に中小企業の決算は大手と違い、芳しくなく
価格転嫁ができた「製造業」「商社」「製造業」の3月末の決算は
過去最高益を出した企業が多いですが。
小売業は価格転嫁ができずに苦しんだ会社が多いです。

特に建設業はその格差が大きく響いています。

今後ですが、インフレ基調で新築着工数は伸び悩み、
空き家問題から、国に税制等は「新築から中古住宅優遇」に変わると思います。
特に「空家対策」には力を入れるはずです。