ハンドプレカットの根底にあること

     

昨日も滋賀にて「ハンドプレカット工場」のキックオフ
大きなプロジェクトです。
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想いを同じくする人を集めていかなくてはなりません。
どのような想いか・・・「若手の平成の棟梁を育てたい」
「ハンドプレカットイッチョカミしておくと儲かるの?」はお断りです。
そりゃ・・・結果「儲かり」ます。しかし「想いは大事」です。

この20年・・・プレカットが出てきて今ではそのシェアは85%です
(一時90%超えた時期もありました)
それは「大量生産の時代」のこと
これから「着工数が減り」プレカットの時代は終焉を迎えました。
いいものは「手造り」です。
それは「木材の適材適所(癖)」をしっかり見ることができるから。
平成の大工棟梁(若手)育成において
刻むだけなら「1年でできるかも」しれませんが
「長持ちする家を刻むならやはり5年は掛かる」と思います。
「時間掛かる」ことを覚悟しなきゃいけない事業です。
きっと「この時間掛けなきゃいけないこと」が理解できない人が多いから
しっかり理解頂き、同じ想いを持って頂かなきゃいけないんです。

それは「古民家パネル型面格子壁」工場でもおなじこと
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ハンドプレカット工場はその製作工場も併設頂きますが
「似たようなもの」は簡単に作れます。
しかし「いい加減に造る」と
「10年後に安全でない商品」になってしまいます。
(実際そういう造りをする人も多い)
大事なことは「正しい耐震の基準に合った商品」を提供すること
この為には
開発者の高田教授(滋賀大学)」の指導をしっかり仰がなきゃいけません。
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きっと「簡単に考える間違った人(悪い人)」も出てきます。
それに惑わされることなく「正しいこと」をしっかりしていかなきゃいけません。

昨日キックオフされた「ハンドプレカット」
今後「当たり前になってくる」んだと思います。
その時に「正しいこと」の為に
「理念共有した人がしっかりスクラム組むこと」必要不可欠です。
ある意味
「儲け主義の人を区別すること」がこれから私の大切な仕事なんだと思います。

心して事業推進させて参ります。皆様よろしくお願いい致します。