時代を読む

     

今日から11月・・・今年もあと2ヶ月ですか・・。

常陽銀行と足利ホールディングスは経営統合。
人口減少が加速する地方圏は経済力が縮小することが確実な中
「成長志向型」の合併です。
従来の不良債権を抱えて自己資本が落ち込んだ
銀行が他行に合併される「救済型」とは違う流れを感じます。
両行とも地盤である茨城県、栃木県の金融界では安定しています。
しかし両行は将来的には地域経済が縮むとの危機感を強めているのでしょう。

首都圏では東京都民銀行と八千代銀行が経営統合して
東京TYフィナンシャルグループが誕生。
東京都が出資する新銀行東京も来年4月に東京TY傘下に入ります。
また地銀大手の横浜銀行(横浜市)と、
東京を地盤とする第二地銀の東日本銀行が経営統合に基本合意し、
来年4月に持ち株会社「コンコルディア・フィナンシャルグループ」を設立します。

合併1

首都圏以外でも、
肥後銀行(熊本市)と鹿児島銀行(鹿児島市)の地場トップ行同士が経営統合します。
金融庁が7月に公表した報告書は「3年後に地銀の2割で経常利益が半減する」
との厳しい試算を示し
将来の人口減少に伴う市場縮小や地域経済の衰退は相当堪えると考えれます。

住宅業界でも大手ハウスメーカーは「海外」にシフトしつつあり
平成29年4月の「消費税引き上げ後」
これからの「生き残り」は中小零細企業には厳しさが予想されています。
その中で私は
「古民家の再築と建て替え」に特化し
若い大工棟梁の育成、消費者教育(住育)などに力を入れて
「未来の子ども達の為に地域活性化」を進めていきたいと考えています