農業に学ぶ

     

儲かる農業・・・・
私がカンブリア宮殿に出演する少し前に出演された嶋崎さん。
私のカンブリアは → ココ

元々「食品の営業」だった農業素人の嶋崎さん。
農協を中心とするその「仕組み」に疑問を持っていました。

「農業は儲からない産業。補助金で農家を助けるしかない」という“常識”を真っ向から否定して、
「儲かる農業」を標榜し、現実に収益を上げて注目を浴びています。

儲かる「秘訣」とは
1、農協を通じた卸売市場ではなく、一般事業者を取引先にしていること

取引先は現在、50社ほどで、個別に契約栽培・販売を行なっている。
ファミリーレストラン、ファストフード、コンビニエンスストア、野菜加工業者などの
外食・中食関係が売上の7割を占め、残りはスーパーマーケット、生協などの小売業
卸売市場を通すと、売値が変動するので収益は安定しないが、
契約栽培・販売では価格を事前に取り決めるので、相場に左右されない。
納入数量も決まっているので、計画的に栽培でき、事前に生産コストもわかる。

2、自前の農地をもたないこと。

農地はすべて農家から遊休農地を借りている。
長年放置されたために雑草や灌木(かんぼく)が生い茂った土地を掘り起こし、耕してきた。
農業機械も中古を手に入れ、ビニールハウスも農家から譲り受けて再利用している。
必要なもの以外はコストをかけない。

3、生産だけでなく「営業」にも力を入れること。

生産が100の力だと仮定すると、営業・販売には200の力を注ぐという。
生産技術はある程度のレベルまでいくと向上しにくくなるが、
営業と販売は知恵とアイデア次第で他社と差をつけられる。
単なる御用聞きではなく、互いの利益を追求し、話し合いや工夫をするのが営業の役割
一方的な要求をする顧客とは取引を中止することもある。

社会の当たり前のことを農業に取り入れました。

嶋崎さんのカンブリアは ココ

私も「当たり前のことを材木屋」に取り入れれば「儲かる材木業」になると確信しています。