大工さんを増やす

     

日本の住文化「古民家」を残し活かす為に
大工職人さんは必要です。

2010年に40.2万人いた大工人口 は、
2030年には14.2万人まで減少します。
大工人口の減少速度は新設住宅着工戸数の減少 速度を上回り
2030年に大工一人が手がけるべき戸数は2010年の約1.5倍です。
(昨年100万戸だった着工数は2030年には半分の50万戸になります)

一人前の大工さんになるには10年くらい掛かりますから
職人育成は待った無しなのです。

しかし・・・よく考えて見てください。
企業が新入社員を採用して例えば営業として一人前になるのに・・・
何年掛かりますか?
私は「10年位の歳月は必要」ではないかと思います。

「平成の大工棟梁育成」のプロジェクトをスタートして3年目。
今年は『全国13国立大学(短期大学含む)と連携して大工職人育成』をします。
「北海道能開大」「東北能開大(宮城)」「秋田短大校」「関東能開大(栃木)」
「千葉短大校」「新潟短大校」「東海能開大」(浜松)「近畿能開大(大阪)」
「滋賀短期大校」 「島根短大校」「四国能開大(香川)」「九州能開大(福岡)」
「沖縄能開大」

私たちが「夢ある職場・仕事」にして
多くの若手大工さんを来て頂けるようにしなくてはなりません。
それは「企業の為」ではなく「日本の為」です。
「若手大工」を育成出来た企業は「利益の出せる企業」になります。
なぜなら2030年大工さんが足らないからです。

こんな活動をコツコツ・・・未来の子ども達の為
日本の住文化を残す為には「若手大工」が必要なんです。
この活動に「お金・時間・手間」を掛けるのは当然ですよね。
それが私たちが「今生かされている使命」でもあります。