「変化」の時代。
- 2020.08.13
- 雑学
サロンでもお話させて頂いたのですが「築地本願寺」は
コロナ禍で「高齢者」「帰省」が出来ないので「オンライン化」を推進しています。
お坊さんはリアルでなきゃいけない?
![](http://www.inouekouichi.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/43967_198082106845319488616_300.jpg)
「変化に惑わされず、1つのことに専念して継続することが大事だ」
「同じことを続けていてはいけない」
いずれも正解です。
「植物」は動くことができません。
そこがどんな場所であろうと
種が落ちるとそこに生えて、そこで一生を終えるより他に選択肢はありません。
「変えられないものは受け入れる」これが「雑草の生き方」です。
変えられないものとは「環境」です。
しかし
「変えられるものは変える」変えられるものとは「自身」です。
植物は自分自身を変化させます。
生物の変化できる能力を「可塑性(かそせい)」といいます。
動くことのできない植物は、動物に比べて可塑性が大きいのです。
例えば体のサイズを考えてみても
人間の大人であれば、大きい人と小さい人とで倍も身長が違うということはありません。
しかし、植物では
同じ種類であっても、倍くらい高さが違うということは当たり前です。
植物の中でも「雑草は可塑性が大きい」とされ
変化できる力が大きいとされています。
環境によって自分自身を変化させていく「表現的可塑性」と
次の世代に自分と違うタイプを残す「遺伝的多様性」とがあります。
大きさも自由自在、伸び方も自由自在。
臨機応変に環境に対応して、変化するのが「雑草」です。
雑草は
図鑑に記載されたとおりに生えていないこともあり
花期は春と書いてあるのに、秋に咲いていることもあります。
草丈は30センチくらいと書いてあるのに
人間の背丈ほど大きくなっていることもあるし
立ち上がることなく地面を這はっていることもあります。
![](http://www.inouekouichi.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/download.jpg)
「雑草は踏まれても踏まれても立ち上がる」
のイメージがありますが
「臨機応変に環境に対応して可塑性が大きい」のが雑草のすごさで
環境に合わせて花を咲かせて種子を残すが「雑草魂」だと思います。
やみくもな根性論よりも、雑草の戦略は合理的です。
コロナ禍の時代、変化の時代にこそ本当の【雑草魂】が大事だと思います。
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