数字のマジック?かも

     

「平成25年住宅・土地統計調査速報集計結果」(総務省統計局)によると

2013年10月の時点で日本全国の総住宅数は6,063万戸、総世帯数は5,246万世帯となっています。
それぞれの数字は年々増加しており、2008年(平成20年)と比べると、
総住宅数5.3%(305万戸)、総世帯数は5.0%(248万世帯)増加しています。

1963年(昭和38年)以前は、今とは逆で世帯数の方が多かったそうですが、
1968年(昭和43年)に逆転し、それ以降は常に住宅数の方が上回っています。

また、総住宅数のうち、3割ほどが関東大都市圏の住宅です。
いかに関東大都市圏に物件が集中しているかということです。

65歳以上の高齢者が要る世帯は2085万7000世帯
また、高齢者一人だけの「高齢単身主世帯」は552万4000世帯です。
現状の値によると、
「全世帯においては5戸に2戸には高齢者がいる」
「高齢者のいる世帯のうち4戸に1戸強は高齢者の単身世帯」との計算になります。
1983年当時はそれぞれ「4戸に1戸」「10戸に1戸強」でした。

問題はここから

総住宅数6,063万戸のうち、空き家になっている戸数は820万戸。全体の13.5%に当たります。
空き家数は5年前と比べると8.3%(63万戸)も増えています。
20130317_511062
1位 山梨県……17.2%
2位 愛媛県……16.9%
3位 高知県……16.8%
4位 徳島県……16.6%
4位 香川県……16.6%
6位 和歌山県……16.5%
6位 鹿児島県……16.5%
8位 山口県……15.6%
9位 岡山県……15.4%
10位 広島県……15.3%
11位 長崎県……14.9%
12位 三重県……14.8%
12位 大分県……14.8%
14位 栃木県……14.7%
14位 群馬県……14.7%
16位 長野県……14.6%
17位 大阪府……14.5%
18位 岐阜県……14.2%
19位 石川県……14.1%
20位 島根県……14.0%
21位 茨城県……13.9%
22位 鳥取県……13.8%
22位 熊本県……13.8%
24位 北海道……13.7%
24位 静岡県……13.7%
26位 宮崎県……13.6%
27位 青森県……13.5%
27位 福井県……13.5%
29位 奈良県……13.3%
30位 岩手県……13.0%
31位 新潟県……12.8%
32位 京都府……12.6%
33位 富山県……12.5%
33位 兵庫県……12.5%
33位 佐賀県……12.5%
36位 秋田県……12.4%
36位 福岡県……12.4%
38位 愛知県……12.0%
39位 千葉県……11.9%
40位 滋賀県……11.6%
41位 福島県……11.0%
42位 東京都……10.9%
43位 埼玉県……10.6%
43位 神奈川県……10.6%
45位 山形県……10.1%
46位 沖縄県……9.8%
47位 宮城県……9.1%

おかしい・・・・
宮城は震災の影響か?と思いましたが、山形も入っている・・・・
この調査は正しいのか?
では「どのように調べているのか?」調べてみました。ココ 大阪の手引き書

どうも「国勢調査」のような必ず現地調査はなく、「地図」「水道」等で予測
市町村が地域を抽出して統計学で出すのだそうです。

数字のマジックに踊らされるか?それを活用するか?ここに大きな分岐点もあるように感じました。