木材に関して本当のこと

  • 2014.04.24
     

先般「住育ライフ」でこのような記事が・・・こちら
モミの木についてです。
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モミの木は調湿作用に優れていて主に「棺桶」に使います。
他に重要な書類を入れる箱などにも使われます。
加工性には優れた木材です。
では何故「建築用材」に使われないのか?
長期の耐用性に劣るからです。
ですから先人たちはこれを「建築用材」としては使いませんでした。

この「モミ」を建築用材として優れているとして推進している建築屋さん多くいます
(Yahooなどで検索してみて下さい)

本当のことは「いいコトも悪いコトも知らなくてはならない」と思います。
一時「パイン」や「杉」が同じく床材として多く活用されましたが
「パイン」は腐朽しやすく特に1Fの床材にはお勧め出来ません。
「杉」は冬目が固く、夏目との固さが大きく違いますから継続使用すると「うづくり」となり
素足での歩行が危険なる可能性があります。
いずれも「暖かい」(と感じる)ことで推奨されましたが
そのときはいいですが、床材として長期間使用にはむかない木材です。

本当のことを伝えないと・・・いけないと思います。
それをするのが「木のソムリエ」のお仕事です。