持続可能な循環型建築社会を創る

     

使い捨てのプラスチック製カップや皿を禁止する法律が
フランス制定されました(2020年1月に施行)

すべての使い捨て食器類について
家庭用コンポストで堆肥(たいひ)にできる
生物由来の素材を50%使うことを義務付け
2025年までにはこの割合を60%に引き上げます。

フランスで廃棄される使い捨てカップは毎秒150個
年間では47億3000万個です。
そのうちリサイクルされるのは1%のみ
ポリプロピレンとスチレン樹脂を混ぜて使っていることが主な原因です。
フランスは2025年までにごみの埋め立て量を半減させ
地球温暖化ガスの排出量を
2030年までに1990年に比べて40%削減することを目標としてます。

今年7月にはスーパーのレジ袋が全面的に禁止されています。
(レジ袋禁止はバングラデシュや南アフリカ、中国など6カ国で実施)

日本は「環境に配慮する施策」は遅れているようです。
経済とのバランスで「経済優先」が原因のようです。

【古材を活用することが当たり前の時代を創る】
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【古材】は炭素(C)の固まりで大気中に排出される(燃やされる)と
酸素(O2)とくっ付いて二酸化炭素(C02)に変わります。
日本は「樹を切った段階で二酸化炭素が排出される」との立場を崩しておらず
環境省は「古材を活用することは何の意味もない」とのこと。

これは
「ペレット製造」「チップ活用」「中間処理施設」のリサイクル優先(経済優先)施策
からきています。

これを変えないといけない・・・。

しかし「原発反対」みたいな方法はご法度で賢く変えて頂くことが大事です。
日本の森林は「人工林の比率」が多く、その多くを伐採しなくてなならない時期です。
樹齢50年頃から光合成の力は落ちて環境貢献度は落ちてきているのです。

そして伐採後、積極的に植林する(若木を育てる)ことこそが環境に一番いいのです。
それと共に「古材の再利用で炭素の固定化」をするのが環境にいいのです。

追伸
またプラスティック製容器は「体にもよくない」ようですね。
プラスチックは他の金属類と違い簡単に曲げられ、
お弁当箱やペットボトルなど様々な形に加工し易い利点があって、
便利で使いやすい反面、とても不安定な物質です。
不安定なので熱にも弱く、構造的に有毒物質が溶けやすいのです。
便利の引き換えとして私たちが得たプラスチックは
残念ながら環境にも人体にも大変有害なようです。

これは「自己を守る」・・・「食育」「住育」です。