林業を守る人
- 2013.04.08
- 住育
東京の林業家 田中惣次さんにお会いしました
田中さんは「林業は木のためだけでなく国土のため、環境のためにする仕事」と位置づけています。
【育林】
国の施策は「長期的視点で欠けている」と指摘します。
東京とは10年間に渡って「杉花粉対策」として伐採をします。
補助金・税金で行います。出稼ぎで来た人達に依頼します。
税金で伐採をしてどんどん市場に出すので原木価格は下がります。
手間を掛けて「育林」を進めてきた民間林業家の木は売れません。(参照)
その後・・税金で「植樹」をします。そのあとの「育林」は誰がするのか?
樹は30年〜50年〜100年単位で考えなくてはなりません。
実際田中さんは
「50年後は温暖化が進む可能性があるので「九州の苗」も植林してリスク回避を図っている」そうです。
「民間の山に道を付けたり、伐採するなら「地元の民間」としっかり協力すべき」ではないかと感じます。
林業の本当を多くの方に知って頂き、未来の子ども達のためにみ【育林】を推進していきたいと思います。
これは「地域の木」の話ではなく、「国土」「水」「環境」の話なのだと思います。
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