古民家解體新書・・・とは
- 2013.04.09
- 古民家
5月から古民家鑑定が新しくなります。それに合わせて教本もリニューアルします。
タイトルは、「古内容は、600ページ、全9章からなり、
零の0として谷崎潤一郎の陰翳礼讃を紹介して古民家の特徴や考え方を示させていただき、
巻の壱 古民家について
未来の子どもに残すものとして古民家の考え方や、中古住宅を取り巻く市場、古民家の購入について
伝統構法と在来構法の耐震の違いなどを書かせて頂いています。
巻の弐 環境問題
地球温暖化や日本の取り組みなどと共に、住育検定で追加した大気汚染問題、ヒートアイランド現象、砂漠化
水に関する問題、森林破壊の問題、生態系の破壊や環境問題に関する世論調査
巻の参 古民家の各部位
従来の説明部分を見直すと共に、新しく欄間、塗装、庭、書院造り数寄屋造りなどの様式などを書き下ろしています。
巻の四 構造材木材について
木材の基礎知識、木材の長所と短所、腐朽と防腐、虫害、乾燥方法や製材について古材についての内容や
古民家で使われる仕口と継ぎ手についても今回イラストを書き足しております。
巻の五 古民家再生アプローチ
古民家再生の種類、再生工事の流れ移築の為の解体コストや、新しい資格「古材鑑定書」についても書いております。
具体的な古材を構造材として使う際の留意点や補修の仕方、分類と価格設定の基準、古材再活用の為の整備についてなど、
伝統資財施工士の学習の範囲がこの五章となります。
巻の六 在来工法について
在来工法やその他の建築構法、在来工法の各部位仕上げ材、新築住宅取得のプロセスとして建売や売建ての説明や
資金計画、設計の方法や在来工法住宅のメンテナンス、壁量計算の考え方など
巻の七 建築基準法他関連法規について
建築基準法と関係法規、建築基準法の基礎建築基準法の改正の歴史、資格者のおこなう業務について
巻の八 古民家鑑定書のつくりかた
古民家鑑定書とは、おこなう意義とは、家歴書とは、早稲田式動的耐震診断とは
古民家のインスペクションから具体的な古民家鑑定調査の見方など
となっています。
既に資格をお持ちの方は、優待予約販売という形でご案内させて頂いています。
ご優待期間は平成25年3月21日〜平成25年4月25日注文書必着となっています。
詳しくは、古民家鑑定士専用ページをご覧下さい。(注文書等も専用ページからダウンロード可能です)
古民家鑑定士インストラクターは、平成22年度から始まった制度で、
古民家鑑定士を育成するために各地域の先生になって頂き資格取得時の講習や取得後の実務講習などをおこなって頂きます。
※古民家鑑定士インストラクターになるには・・・※
古民家鑑定士インストラクターの認定条件は以下の通りとなります。
現在、古民家鑑定士をお持ちの方でインストラクターをおこなってみたいと思われる方は、下記の認定条件をご覧頂きご検討下さい。
1、一級建築士、二級建築士、木造建築士のいづれかの資格を有する者
(特例として現在までの職務経歴書を提出し財団法人職業技能振興会が認める者はこの限りでない。)
2、古民家鑑定士1級を取得している者
3、(社)住まい教育推進協会が認める一般社団法人の理事長による推薦がある者
4、インストラクター認定講習を受講し、認定された者
5、インストラクター登録をした者
6、インストラクターは1年度単位で登録更新をおこなうものとし、
別途インストラクター契約書ならびに機密保持契約書を結ぶものとする
7、更新の場合は、前年度の評価判定基準をクリアしている者
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