豊島農泊視察

     
瀬戸内国際芸術祭で有名なアートの島の1つ豊島
その中心である「豊島美術館」は
休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、
その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられています。
多くの人が宇野から、高松から船に乗って豊島を訪れます。
しかし
・日帰り観光客が多い
・美術館休館日は観光客が少ない
・繁忙期と閑散期の差が大きい  などの問題を抱えています。
「民泊生田」「民泊とくと」「民泊彦江」「民泊緋田」[民泊山根]
にお伺いし、そこで感じたことは
「豊島民泊なりの事情でその問題は急いで解決しないこと」
民泊を運営しいている方が「リタイヤした80歳前後の人が多い」です。
その方々は
「いい塩梅で楽しみながら運営していきたい」と言う気持ちが多いです。
そして多くの運営者は
「息子・娘がもう少ししたら後を継いでくれる」と言われます。
すなわち「60歳定年後に、島に帰って継いでくれる」ということ。
老後のんびり過ごしながら運営していく宿泊施設もあっていいと思います。
てしま農泊推進協議会、それぞれの宿泊施設が助け合いながら
無理なく少しつづ空き家となる家を活用する仲間が増えて、
無理ない範囲で、右肩上がりになれば最高の地域活性化です。
・特徴をもった農林魚家民宿
・島の家庭料理が楽しめる農林魚家民宿
・地域の当たり前の農・魚体験ができる農林魚家民宿
そのプロデュースの中心として「合同会社とくと」が
地域の移住者とのバランスをとりながら、
少しづつまちが成長できる・・・それが理想です。  = 農泊地域専門家 井上幸一 =