地方創生の切り札
- 2015.12.14
- ネットワーク
古民家の宝庫秋田県。
秋田県には「古民家再生協会」がありません。
人口が約102万と東北で最も少ない秋田県は、
全国最速のペースで人口減少が進む県で
2040年には70万人にまで落ち込むのだそうです。
(ちなみに秋田は人口ランキングでは38位)
秋田県では人口減の進行に伴い、個人資産が首都圏に流出します。
理由は相続です。
地元に後継者がなく、都会に出て富裕層の企業経営者や医師多く
将来が見えない田舎に「帰ってこい」とは言えないですよね。
相続人は首都圏在住というケースが多くなっています。
今後20〜25年間に、
相続に伴って家計金融資産の5割以上が首都圏に集中すると言われています。
秋田県では32万1000人だった65歳以上の人口が25年には35万3000人に増加します。
秋田県の銀行の預金残高は預金する年金受給者が増え、
資産流出のマイナスと当面は一定程度相殺されるのだそうです。
問題は25年以降、
高齢者数も減少に転じ、ここから大きく資産が減るのだそうです。
人口減に歯止めをかけ、地域で稼ぐ力を高めて雇用を増やしていかなければ
経済活動の縮小が加速するのは確実です。
「古民家で地域を元気にする」
(古民家フォト甲子園作品)
私たち「古民家再生協会」の使命です。
新しい形で「古民家特区」に挑戦して
「地域活性化のシンボル」に仕上げていきたいと考えています。
2月の全国大会がそのキックオフとなります。
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