新春号
- 2012.12.22
- 社会公共性
「伝統住宅のススメ」新春一月号。
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新春号の対談は
一般社団法人古民家活性化まちづくり機構 の矢野理事長
現在、日本全国で1万以上ある過疎集落。 そのなかでも65歳以上の人口比率が50%を超える「限界集落」も少なくありません。
「限界集落」を何とかしていかなくてはならい・・・・強く感じています。
(1)貧しい寒村→平均年収2500万円のリッチ農業王国へ(長野県川上村) 長野県最東端に位置する川上村。 村域全体が標高1000m以上という高冷地にあり、「農業改革」がスタートしたのは約20年前。 ・高原野菜に適した土壌づくり ・新種開発 ・機械導入による効率化 ・CATV導入による農場情報の共有化 ・産直品のブランディング など、村民と手を取り合いながら歩んだ結果、今や川上村は日本一のレタス産地となり、 農家一戸当たりの平均年収は2500万円を超えています。 30代40代の若手農家が多く、出生率も全国トップクラス 後継者問題とは無縁の農業王国をつくりあげています。 (2)シャッター商店街→「古さ」がウリの人気観光地へ(大分県豊後高田市) 過疎化と大型店舗の出店などで衰退した大分県豊後高田市の新町通り商店街。 建て替えが進まず昭和30年代でストップした街並みを逆手にとり、 2001年「昭和の町」として町おこしがスタート。 昭和の情景を再現した博物館などもオープンし、年間33万人の観光客が訪れます。 (3)過疎化の町→都会からIターン者が殺到する人気の街に(島根県海士町) 隠岐諸島・中之島に位置する海士町はかつて高齢化・過疎化で存続危機の状態でした。 しかし、 島民一体で産業創出や都市交流、教育改革に取り組んだ結果、 今では都会から300人のIターン者が集まる活気あふれる街になりました。 これらの成功事例に共通するのは、極力お金をかけず「知恵」と「工夫」 空き家や空き店舗、自然、地域の特産品、都市にはない魅力を活かしたイベントなどなど、 すべてその土地で昔から育まれてきた地域の財産にアイデアを組み合わせています。 <地域の財産×アイディア>これが成功のポイントです。 そして 成功した事例の地域にはよきリーダーが存在したのだと思います。 2013年そのリーダーの掘り起こしをしていきたいと思います。
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