私は…現在こう考えています
- 2013.06.21
- 社会公共性
「古材」を「ふるざい」として活用しようとする流れが最近出来てきました。
廃棄するのをこっそり儲けに繋げよう・・・と
しかし
それでは「日本の山はダメになる」と思います。
補助金漬けの山が荒れてきたのは
「消費者に本当のことを語ってこなかった」からだと思います。
私は
「住育」「木の住まい支援協会」で消費者に本当のことを伝えたいと思っています。
日本の木材をもう少し高く買って欲しい
(原木の柱材一本500円を600円でいいんです)と思いますし
大切に使うことでの環境面の大事さを知って頂きたいと思っています。
日本は世界第3位の森林大国です。
しかし、輸入木材の使用率が70%を超え
日本の国産木材はあまり使われません。
よく「檜柱の家」でPRする企業がありますが
桁や造作その他の木材を外国産で有る場合が多く
その場合一軒での国産木材の使用率はほぼ30%となります。
日本には【水】という資源は世界一です。
「安全と水はタダ」と思っているのは日本人だけで世界の非常識です。
原油などの資源より【水】の方が貴重な資源と言われます。
その【水】は森林が作り出しています。
その森林が荒れてきているのです。
私が「古材」をスタートしてたった11年です。
11年で「古材を使うことはいいこと」はだいぶん浸透してきたと思います。
あと11年したら「古材を使うことは日本の当たり前になる」のかもしれません
それが5年で出来るかもしれない、20年掛かるかもしれません。
私はあまり短期的に(目先)で活動はしていません。
今日本人が「日本の木を使おう」と気が付いても
その再生には50年は掛かります。
心の底から「未来の子ども達の為に日本の文化を進化させたい」と思います
日本人は「もったいない」「木が好き」は DNAにあるのだと信じています。
そんなことを昨日の福井の例会でもお話させて頂きました。
今日は石川でお話させて頂きます
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