【伝統技術】を守り継承する時代へ

     

江戸時代から続く日本屈指の老舗料亭「なだ万」がアサヒビールに買収されました。

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184年間伝統と技術を守り通してきた「なだ万」
事実上、経営権はアサヒビールが掌握しのれんは売り渡されることになりました。

そう言えば「金剛組」もそうでした。
578年に創業され世界最古の企業でしたが2005年高松建設の傘下に入りました。

「伝統を守る」ことの苦労を感じる2つの事例ですが
「伝統を守るにはしっかり利益も出さなくてはならない」ということを感じます。

その「利益の為」に
「なだ万」は仕出しに力を入れ、「金剛組」はマンション受注をしました。
【大切な何か】を忘れてしまったのだと思います。
そして「ブランド力」は落ちて経営危機がきたのです。

大手はその「ブランド力」を活かす為に買収をしました。
きっと「銀行等」が仲介に入ったのだと思います。

いずれの企業も「世襲」でした。
「世襲」は右肩上がりの時代は良かったのかもしれません。
しかし「スピード」が求められ「油断すると一気に市場から排除される時代」です。
「世襲」で「まあ大丈夫だろう」の時代は終わったのだと思います。

「企業を守る、反映させる」には【経営者能力】が必要不可欠です。
技術ある「大工・工務店さん」にそのサポートをすることが
「古民家の流通を通して、持続可能な循環型建築社会を作り地域活性化の源となる」
には大事だと思っています。

来年から少し違った立場と視点で、
「未来の子ども達の為に」住宅業界を変えていきたいと考えています。