25歳の青年オーナーに学ぶ「夢は限りなく大きい」

     

成功報酬型の求人サイト「ジョブセンス」などを運営するリブセンスが、
10月1日に上場市場を現在の東証マザーズから、東証1部または2部へ変更するとのこと・・・
昨年12月7日の東証マザーズ上場では、25歳1カ月という最年少の上場社長の記録を作った。
それからわずか10カ月

創業社長の村上社長は25歳。
早稲田大学の時に起業し 「ジョブセンス」というアルバイト求人サイトを運営している。
といっても他社のサイトとは大きく違う。

通常のサイトでは、枠の大きさに応じて、企業は求人広告を出す際に費用を支払う。
だがリブセンスでは、採用が決まるまでいっさい費用が発生しない成功報酬型。
しかも求職者には祝い金まで支払う。
これは集客の意味もあるが、成功報酬型を採るリブセンスにとっては命綱で
というのも、実際に採用が決まらなければ費用がもらえないため採用の確認は必須で、
祝い金で釣って求職者に報告をさせるという仕組み。

8月に発表した2012年度中間期(12年1~6月期)は前年同期比で売上高が倍増、
営業利益は2.5倍に伸びた。

マザーズ上場による認知度向上で顧客企業数が拡大したことに加え、
価格改定(値上げ)の浸透、ユーザー数の増加による成約が順調に伸びているためだ。

リブセンスは無借金で、順調な本業がキャッシュを生んでいる。ネ
ットに特化した同社のビジネスでは資金調達の必要はない。

村上社長は、「よい商品、よいサービスを作って多くの人にプラスの影響を与えること」
と起業の動機を語っている。社会に与えられる影響が大きい東証1部を目指すのは既定路線だった。
「変化し続けることが私の経営スタイル。新しいことに次々と挑戦していきたい」と25歳夢は限りなく大きい。