アダムズ方式から考えること

     

衆院の選挙制度改革の「アダムズ方式」

これは議員定数を人口比に基づいて都道府県に配分する計算方法です。
衆院定数を現行の475から10減らし、戦後最少の465として
選挙区を7増13減とします。
都道府県間の最大格差は現行の1.788倍から1.621倍に縮小。

そもそもアダムズ方式とは
米国の第6代大統領を務めたアダムズ氏が1830年代に提唱したのに由来します。
各州への下院議員の配分を決める計算方法で、
総人口を総定数で割って定数1当たりの基準人口を出し、
その値で各州の人口を割って定数を決定します。
アメリカの「一律方式」です。
(小数点以下のの考え方で若干人口の少ないところ有利ではありますが)

これでは地方の議員が減り、都市部の議員が増えます。
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益々地方との格差は広がり この考え方は明らかに時代に逆行しています。

麻生太郎副総理兼財務相は 「1票の格差」是正が憲法に基づくことから
「地方の意見を出そうと思えば制度の根本からやっていかないと難しい」
すなわち地方の代表を確保するためには憲法改正が必要との認識だと感じます。

私も未来の日本に必要なことは「憲法を改正したらいい」と思います。
9条だけにに縛られることなく
「日本らいしい時代にあった憲法」に変えるべきだと思います。