竹で作った亀
- 2016.04.01
- 雑学
【竹で作った亀】
「ジャパトラ取材」で全国古民家再生協会福岡第1支部
井上支部長のお話をお伺いさせて頂きました。
井上支部長は今
「お客様に建築を1年以上お客様に待っていただいている」状態です。
仕事はどんどん舞い込みます。お客様は
「待ってでも井上さんにお仕事して頂きたい」状態です。
6年前に井上さんにお会いした時には
「3年くらい仕事が全くない」状況でした。
時代は少しずつ大工・工務店さんに厳しくなっている中
「6年経ち今、何故こう変わったのか?」
それを知ることになる取材となりました。
「古民家再生協会をはじめた」ことは大きな要因です。
実際にそこからの【古民家鑑定 → 古民家再築】が多いです。
・ジャパトラも多く配布しています
・会員・支部もしっかり増やしています
・毎日ブログ等の発信もしています
・マスコミプレスも確実に出来ています
・ヒストリーシネマも全て作っています など・・・。
「古民家ネットワークのマニュアル」はほぼ完璧にしています。
しかし今の仕事がひっきりなし来る要因は「それだけではなかった」のです。
先ほど書きましたが
井上さんには3年ほど全く仕事がない時期がありました。
その時に井上さんは「亀を作りました」
朝、定時に家を出て
作業場に行って毎日一つづつ「竹で亀を作り」ました。
毎日・毎日「亀」を造りました
それは「家に居ても気が滅入るので気を紛らわす為」だったそうです。
そして1年経った頃「この亀を売って生活費の足しにしよう」と
高速サービスエリアに並べ売りに出そうと
責任者の方に必死でお願して快諾を得たそうです。
そしてその亀に値札を付け始めます。
「1000円、1500円、2000円・・・・・・・」
そして売りに出そうとした時に・・・・
「私の仕事はなんだろうか?」と疑問を感じたそうです。
「私の仕事は大工で家を造ること、亀を売ることでいいのだろうか?」
井上さんはすぐに「すいませんでした」と責任者の方にお詫びを入れ
その「心を込めて作った亀」をお世話になった方に配り始めたそうです。
少しでもお世話になった全ての方に配りました。
その頃に・・・
「古民家再生協会」に出会い「古民家の活動」をスタートさせています。
「仕事の大事なことは目先のお金ではないこと」
井上さんに力強く教えて頂きました。