材木屋として「ホントのコト」を「住まい手」に伝えたい

  • 2013.06.18
     

最近「強制乾燥材」という言葉が消えました。
その言葉の前に「低温」「弱」とか「軽」とか・・・
その木材の乾燥スピードを少し長く取るようになりました。
何故でしょうか?

「木に悪い」からです。強度が落ちるのです
それはどんな手法をとっても水だけでなくセルロースも一緒に抜いてしまいます。
(吸放出機能も落ちますが大壁の場合あまり関係ないですね)

木の強度は「ヤング係数」で現します。
しかし、3年後・5年後の「木の強度」は関係ありません。
「住まい手視点においてそれでいいのか?」
それは「低温」「弱」「軽」だろうが
「機械で短時間で乾燥するのですから」同じことです。

そんなお話すると「自然乾燥材は高い」とうい人がいます。
それは間違いです。価格は安くなることは有っても

機械乾燥材は

・機械に燃料を掛けて動かし

・そこに動かす運送費も必要

ですから・・・。また「ロス」とか「在庫費用」とか言いますが
ロス率は「木」ですから「加工して束や筋交いなど」に使えば問題有りません。
また今の金利で【在庫費用】で高くなることはありません。
(銀座で在庫するなら別ですが・・・山は基本的に田舎に有ります)

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全国の「木の住まい支援協会」が本当のことを消費者に伝え
いつでも自然乾燥材をご紹介する仕組み。。。完成しつつあります。
木のプロとして本当のことを伝えたい・・・私のやりたいことはそれだけです。